ホームページを制作したり、リニューアルする際に大事なポイントは「目的を明確に定める」事です。特に初めてホームページをつくる場合、目的が漠然としていると、とりあえず何ページかの会社案内のような感じで制作会社にデザインしてもらおう、という依頼になりがちですが、せっかく費用をかけて制作するのですから、一旦立ち止まって、しっかりと公開目的から考えてみましょう。
ホームページ公開には、いろいろな効果が期待できる
ホームページは会社案内としての役割は勿論、様々な効果が期待できます。具体的には、
- 取引見込み客のリストを獲得する
- 会社のイメージを向上させる
- 製品情報のデータベースとして活用する
- 商品力、技術力、こだわりなど会社の「強み」を紹介できる
- 営業担当者のサポートツールになる
- 求人への応募者を集める
- オウンドメディアとして集客ツールにする
- 物販を行い、売り上げを得る
- お問合せ相談窓口として利用する
など、ざっと挙げただけでもこれだけの役割を担うことができます。業界や会社の保有するサービス、特徴によっては、他にも様々な活用方法がありますが、大事な事は、ホームページ制作の前にこのような公開目的について考えてみる事です。
目的が決まれば、自ずとターゲットが決まる
Googleなどで検索を行う人は「何かしら情報を探している人」になります。ホームページの公開目的がはっきりしていれば、どのような人に見てもらいたいのか?が自ずと定まるはずです。例えば、賃貸契約を主に扱う不動産会社でホームページ公開目的を「見込み客のリストを集めること」だとすると、見込み客となるターゲットは「賃貸の空室情報を探している人」となります。ターゲットにお問い合わせをしてもらう為には「良質な賃貸空室情報を掲載すること」となり、これでホームページに掲載するべき1つの大きなコンテンツが決まる、という事です。
あたり前の様ですが、これをしっかり意識してホームページ制作を行う事が大切なのです。実際の仕事の現場では、この賃貸不動産会社のように回答がやさしいケースは少ないと思います。競合の会社があったり、より複雑なニーズがあったりする中で、自社の強みと顧客のニーズをすり合わせながら「どんな内容だったらターゲットに振り向いてもらえるか?」という視点でホームページのコンテンツを組み立てていく必要があります。
会社案内のような感覚でいくつかのページをデザインして体裁を整えるだけでは、前述したように、公開目的から逆算してターゲットを捉えていくという、いわゆるwebマーケティング(=コンテンツマーケティング)が抜け落ちているため、せっかくホームページを公開しても何も起こらないまま、ただページが存在しているという状態に留まってしまいます。実際に公開直後からほとんど活用されないまま放置されているホームページはかなり多いのではないでしょうか?
ホームページはきちんと活用して、効果を出すものです
集客をしたいのであればweb広告に費用をかければ、さほど難しい事ではありません。しかしながら潤沢な広告予算が組めない中小規模の会社の場合、現状のホームページの内容を強化しながら集客力を上げて行く考え方(コンテンツSEO)が必要です。ホームページは活用してこそ効果を発揮する重要なマーケティングツールですので、効果を得ることもなく放置されているホームページは会社にとって機会損失と言えるでしょう。当然ですが、何も手を加えなければ何も起こりません。キーワードを多く挿入すれば効果がでるというものでもありません。ターゲットに刺さる内容のブログを発信したり、有益なコンテンツを掲載したり、web上でキャンペーンイベントを企画したりして試行錯誤を繰り返すことで少しずつホームページは「成長」していくのです。その成長を効率よく促すためには販促手法やwebマーケティングのノウハウも必要となります。
私たちアドレック事業部には、首都圏や地方で広告販促業界に10年〜15年以上も在籍経験のある、webディレクターが在籍しております。もし今のサイトを何とかしたい、しっかりしたホームページ運用を始めたい、とお思いの方はぜひ当社にお気軽にお声がけください。お話をするだけでも何らかの糸口が見つかるかもしれません。