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2019年8月5日

極力、誤植を出さない文字校正のやり方

印刷物をつくる際、一番怖いのは、文字間違いなどのいわゆる「誤植」です。印刷した後からでは取り返しができず、これまでの制作作業も水の泡となってしまうので、当社としても最後まで気を抜かずにやり遂げる様に注力しています。今回のコラムでは、極力、誤植を無くす方法や意識の持ち方についてご紹介させていただきます。

 

文字校正は必ず複数人でチェックする

文字校正は精神的に疲れる仕事です。制作物の最終工程で行う事が多いため、つい一人で「大丈夫だろう」と判断してしまいがち。ですが、一人で行うチェックには限界がありますので、できるだけ2人以上で、読み合わせと付け合わせをしながらチェックしましょう。

 

句読点、半角・全角を意識しながら、1文字づつレ点を入れていく

付け合わせの方法は、読みながら目で追うのではなく、赤ペンで1文字づつ、レ点を付けながら原稿と付け合わせしていくのがお勧めです。ここは何度も確認したから大丈夫だろう、という感覚が一番危険。間違いがどこかに潜んでいるという気持ちで、それを見つけるためにレ点を入れて1文字づつ潰していく感覚で行いましょう。

 

同音同義語は特に見落としがち

「特長」と「特徴」、「残酷」と「惨酷」、「賞賛」と「称賛」、「定規」と「定木」など、同音同義語は特に見落としやすいので、原稿に予め下線を引くなどのチェックを入れるのがお勧めです。

 

旧字体は十分注意しましょう

人名や店名など固有名詞には「旧字体」が使われていることが多々あります。「髙田」「渡邊」「廣告」など旧字体には注意が必要です。

 

電話番号・金額・日付などの数字には特に注意

電話番号・金額・日付については、万が一間違えた場合、ほぼ刷り直しが必要になってしまう重要項目です。数字は勿論のこと、電話番号の「-」ハイフンの位置、金額表示の「,」コロンの位置、日付(曜日が正しいか)のチェックについては、特に注意して文字校正を行いましょう。

 

「は・に・を・て」などの接続詞にも注意

原稿との付け合わせが問題なくても、「は・に・を・て」などの接続詞の使い方もチェックしましょう。接続詞の使い方には特に個人差があり、原稿を作った本人では違和感が少ない、もしくは無いため、なかなか見つけることができません。できるだけ原稿を作った本人以外の人を含めて、文脈に違和感がないかを複数人でチェックするようにしましょう。

 

文字をチェックした後で、もう一回、紙面全体に目を通す癖を

文字校正を十分にチェックした後で、もう一度さっと紙面全体に目を通す癖をつけましょう。この工程では、文字以外のデザインがずれていたり、パーツが欠けていたり、というレイアウトに関する不具合が見つかることがあります。

 

無理せず、文字校正の専門会社に任せるのも有効です

数十ページのカタログや、製品スペックなど細かな文字がびっしりと詰まった冊子では、文字校正を行うのは大変な労力になり、担当者のプレッシャーやストレスも大きくなります。また、しっかりと校正したつもりでも1〜2箇所、細かな誤植が出てしまうことは珍しくありません。そんな懸念がある時には無理をせず、文字校正の専門会社に外注するのが良いでしょう。専門会社のスタッフは文字校正のプロです。こちらが気づかなかった点も指摘してもらえることがあり、誤植発生は極めて少なく、社内スタッフとのダブルチェックを行う事でかなり安全な文字校正を行う事ができます。

 

以上、文字校正で当社が特に気を付けている点などを踏まえ、ご紹介させていただきました。

制作担当者様のご参考になれば幸いです。